2019年4月からアニメ化される漫画

「鷲も狼もカッコよすぎる」カルルクの男修行にスミスさんがあの人に再会⁉『乙嫁語り10巻感想』

乙嫁語り10巻画像

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19世紀後半の中央アジアで生活する遊牧民族など、厳しい自然の中で生き抜く人間模様、恋愛を描いた作品『乙嫁語り10巻』が2018年2月15日に発売された。

本作は話の中心となる人物が巻ごとに変わるのが特徴的で、10巻ではアミルとカルルクそしてスミスが登場しており、目的やわだかまりが解消する内容になっている。

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10巻のあらすじ



4ヵ月の充電期間を終えて、連載再開した『乙嫁語り』! 第10巻の前半はカルルクが”男”になるべく修業をする”男修業”編。アミルの兄が暮らす冬の野営地へ行き、アゼル・ジョルク・バイマトの3人から鷹狩りを学びます。後半はアンカラへの旅を続けるスミスへ視点が移り、案内人アリとともに旅の様子が描かれていきます。

カルルクは男らしくなりたいと願い、スミスは再会する。

乙嫁語り10巻ネタバレ画像

カルルクとアミルには年の差があり、それを気にしているのはカルルクのほうだ。幼く、力のない自分に自信のない様子はたびたび描かれていたが、10巻では男修行、アゼルたちのもとで弓や鷲狩りについて習う。「なぜ弓が必要なんだ?」という問いにたいして「何かあったときに何もできないんじゃなくて、僕だってみんなを守れるようになりたい」と答えているが、その脳裏にはアミルがいる。

 

惚れた相手にカッコいい姿を見せたいのは当然だ。でも考えても仕方がない、どうにもできないことはあってカルルクは不安だった。そんなカルルクにアミルは「狼は狼です。誇り高き蒼き狼なんです」という話をするのだ。このシーンは最高に痺れた。

 

そして後半にはスミスさんの旅が描かれている。政治的な話も増えて、山道に旅は険しくなってきた。『血の復讐』といった仇討ちの習慣なんかも描かれて時代や文化の違いを強く感じさせる。だがスミスさんは目的の人物に再会し、物語は大きく動く。そしてなぜかあの人にも……。

 

乙嫁語り』が発売されるのは1年に1回。その間に多くの新作漫画が世にはなたれ、内容を更新していく。しかし本作はその1回で衝撃を与る。画力が凄すぎるのだ。ヒツジ、馬、ワシ、オオカミと多くの動物が10巻では登場したが、毛並みや質感が際立ち、森薫さんの凄さを感じる完成度の高い1冊だった。

 

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