『ひきだしにテラリウム』『竜の学校は山の上』の九井諒子が描く、ハルタコミックスで連載中の作品『ダンジョン飯6巻』が2018年4月13日に発売された。
昔の仲間“シュロ―”に再会したライオス一行だったが、ライオスの鈍感さが悪い方向へと発揮される。
異世界系のグルメ漫画のつもりで読んでいた作品が、シリアスなファンタジーに包まれていく6巻だった。

6巻のあらすじ
信じろ! 同じ釜のメシを食った仲間を!!
狂乱の魔術師を退けたライオス達の前に、かつての仲間・シュローが現れる。
凄腕剣士の合流で、ファリンの救出も楽勝…!と思いきや!?一緒に食事をすれば仲直り?
雪と氷の地下6階層で問われる、パーティーの絆。
新たな仲間が加わる第6巻!
ファリンはもはやただの魔物
侍風の男シュロ―と和風美人な仲間たちに遭遇したライオス一行。シュロ―はライオスのパーティーを抜けた後、腕の立つ知人たちに協力を仰ぎ、ファリンの行方を追っていたと話す。
シュロ―は食事も睡眠もまともに取っていない様子で、ライオスたちの指摘にも「そんなことをしている暇は……」と焦っている。
「食事は暇なときにするものじゃない」
「睡眠をとって食事をしたら生き物ってのはようやくやりたいことが出来るようになる」
というライオスの言葉でようやく食事をとることにする。ちなみにシュロ―がぶっ倒れるまでライオスは疲弊していることに気づいてすらなかったのだが、良いことを言うからなんか腹立つ。
ライオスはシュロ―にここまで何があったのかを話すことになり、炎竜を倒したこと、ファリンを蘇生したこと、狂乱の魔術師に襲われたこと。
そして黒魔術を使ったことまで話してしまう。
それは当然悪手で、立場が悪くなるのはマルシルなのだ。
シュロ―とライオスの雰囲気は険悪に……。
だがそんなときに魔物が襲来するのだ。
ハーピーの群れ、その中には違う造形の魔物。
竜のような爪に、下半身は羽毛に覆われている。そして上半身がファリンなのだ。
この恐ろしく強いファリンとの戦闘に発展するが「すごくかっこいい……」とライオスは馬鹿なことを考えている。ファリンの姿に戸惑う者、そしてただの魔物として殺そうとする者。
この戦闘を通してライオスの目的は狂乱の魔術師を倒すことになるのだ。
鈍感なのに、ライオスは意外と人を見ている。
過去だけでなく未来と出会う『ダンジョン飯6巻』でもあった。
ダンジョン飯7巻の発売日

例年通りなら2018年12月ごろ
今回は2月以降になりそうです