2019年に1巻が発売された面白い漫画

バジーノイズ感想|エモい…シンプルな絵柄で表現される音楽と恋愛が凄くいい漫画

バジーノイズ1巻画像
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漫画も音楽も売れないといわれる時代。ミュージシャンになりたいからではなく、自分のために音楽を続けてきた青年が、ひとりの女性に出会うことで世界と繋がる。

2018年9月12日に発売された週刊スピリッツで連載中の『バジーノイズ』はミュージシャンの現実とSNSの影響力、そして若者の恋愛ドラマを描いた作品だ。

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バジーノイズ1巻のあらすじ

新時代の“音楽”ד恋愛”体験。 


「すきなもんいっこ、あればいい」 ――そう、思っていた。

マンション管理人をしながら、趣味で音楽を奏でる「だけ」。
”シンプルで完璧”な生活を送る清澄(キヨスミ)。 

しかし――清澄が出逢ってしまったのは、 
バンドマンに恋をする女・潮(ウシオ)。
閉じた世界に流れ込む強烈な”ノイズ”が、
清澄の人生を大きく変えてゆく―――

たったひとりと出逢うだけで、世界が変わる。
耳障りで、少し心地良いノイズ。

バジーノイズ1巻より引用
  • 漫画誌:週刊スピリッツ
  • 出版社:小学館
  • 作者 :むつき潤
  • ジャンル:音楽・恋愛

バジーノイズ1巻のネタバレ注意な感想と見どころ

バジーノイズ1巻ネタバレ画像

早く買えばよかったと思う

本屋で平積みされていたときから、シンプルな絵柄と漂うオシャレ感に気になってはいたが、音楽系の漫画はリアリティがありすぎて読んでいてキツイと感じることも少なくない。そのため購読を後回しにしていた。

しかし読んでみると、主人公の閉塞感には共感し、音楽の描写はシンプルでありながらオシャレで楽しい。女の子はメンヘラ気質ではあるものの可愛くて、そのうえで今の音楽界とミュージシャンの現状を描いている。

凄くいい漫画だった。

ふたりの始まりは衝撃的

主人公の清澄は住み込みの管理人の仕事をしながら「余計なもんはなんもない。音楽だけあればいい」というシンプルな生活を送る日々。

そんな彼が出会ったのはバンドマンと付き合っている潮という女性。管理人の仕事で時々挨拶を交わす程度の関係だったのだが、そんな彼女が清澄をシンプルな世界からノイズだらけの世界へと引っ張り出すことになる。

清澄は音がうるさいと度々警告を受けていたのだが、その音楽が潮を癒していたのだ。

クビになる手前の清澄は音楽を鳴らせない。悶々としているとチャイムが鳴り、そこには涙を流す潮の姿があった。「うち、遊ばれてたぽい」と苦しいときに救われてきた音楽を聞かせてほしいというお願い。しかしそれを奏でるということはクビになるということ。

清澄は「帰れよメンヘラ」と一度は追い返すものの結局は潮のために曲を鳴らすのだ。ため息交じりに演奏をやめると、窓ガラスが飛び散り、そこには潮の姿があった。

清澄の音楽がSNSでバズる

Twitterでは毎日誰かの投稿が何万・何十万ものいいねを貰い反響を得ている。それは芸能人やスポーツ選手に限らず素人の投稿も同じだ。

清澄がひとりで音楽を鳴らす映像が、潮のSNSから発信されて大反響を得る。そのことをきっかけにレコード会社の人とつながりを生んだり、今の音楽業界について考えさせられたりするのだ。

この作品を描くにあたって作者のむつき潤さんはライブハウスに足を運んだり、出演しているアーティストから話を伺ったりと実際に音楽に業界の声を聞いたそうで「いまどきロックスター探してもしゃあないぞ」という声には実感がこもっている気がした。



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