世界最大の同人誌即売会を異世界で!
この記事では次にくるマンガ大賞2019にもノミネートされた、電撃G’sコミックで連載中の漫画『魔法使いの印刷所』の感想や魅力を紹介します。

これもなろう系?
異世界系=なろう系だと思いがちですが、魔法使いの印刷所は原作者のもちんちさんがpixivで投稿した漫画をもとに、商業誌向けに作画担当の深山靖宙さんと制作されています。
異世界から帰還するために必要な転移魔法をもとめて大規模な同人誌即売会を開催するという、異世界×仕事というハイブリットな漫画なんです。


こういう漫画大好きです!
魔法使いの印刷所のあらすじ
魔法使いが集う異世界コミケ開幕!
魔法使いの印刷所1巻より引用
ごく普通の女の子・紙谷美香はコミケ帰りにトラブルに巻き込まれ、ファンタジー全開の異世界に転生してしまう。元の世界に帰るため、美香は転移魔法を求めて魔導書の即売会『マジックマーケット』を立ち上げるが…。
*「コミケ」は有限会社コミケットの登録商標です。
魔法使いの印刷所のストーリーと魅力
異世界から帰還するために頑張る漫画
ほとんどの異世界系漫画は事故で死亡して神様からチートスキルをもらったり、王様みたいな人物に勝手に呼び出されて異世界を謳歌するという、いわば状況を受けいれる物語が多い。
しかし魔法使いの印刷所の主人公・紙谷美香は、コミケの帰り道になぜかみんなが最低ひとつは魔法を使える異世界に行ってしまった、ごく普通の一般人の女性。

異世界に連れてこられた理由はわからんの?
そう、分からない。
敵もいなければ目的もないからこそ、元の世界に戻る方法を探せる。
魔法が使える世界なのだから転移魔法があるのではないかと考え、優秀な魔法使いが独自に考えたオリジナル魔法を販売できる場所、マジックマーケットを開催することになるのだ。
コピー魔法を使って印刷会社を設立
マジックマーケット準備会の代表を務める美香は、唯一使える複写魔法(難易度E)を使って印刷会社を設立するのだ。
美香はどのようにして会社のメンバーを集めたのか、マジケの開催にいたって協力してくれたアキヴァ―ハラ聖騎士団とはどのような関係性なのか、美香がひとつしか魔法が使えない事情とは?
このタイプの漫画では珍しく情報の先出がされていて、あとからエピソードが出てくるタイプの漫画でもあるのだ。
普通の異世界転生では物足りないとか、画力の高さも求めているひとはぜひ読んでみて欲しい。
魔法使いの印刷所の出版社と連載誌
魔法使いの印刷所はKADOKAWAから刊行されている電撃G’sコミック(以前は紙媒体でしたが現在はニコニコ静画やComicWalkerなどのWEB漫画に変更)で連載中です。
本作を書店で探すのなら、姉なるものやホーキーベカコンという漫画の近くにあると思います。

以上、魔法使いの印刷所の紹介でした!